母は家で鍋料理をしたがりません。
特にすき焼きは部屋に匂いが染み付いてしまうので、後始末がたいへんだと言います。しかし、以前にも書きましたが、父はすき焼きが殊の外大好きです。
中立案として、すき焼きがメニューにある店に行く事になりました。
そこの店は店内照明が少し暗いのですが、オーナーのご子息が超ユニークで(良い意味)楽しく、BGMは1980年代の曲です。
テーブルの上には食材が運ばれてきましたが、決まって母は鍋には手を出さず、鍋奉行は父です。お店のお兄さんも心得ていて、母のテーブル前に決して菜箸を置きません。嬉しそうな父を見る母と私です。
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